今朝,あるニュース番組の特集で,東レ経営研究所の社長,佐々木常夫さんが注目されていました.その経営研究努力についてではなく,仕事をしながらも家族を支えてきたという特集でした.
自閉症の長男,肝臓病で入退院を繰り返すうちに,うつ病になって自殺未遂を繰り返した妻,,,それでも仕事もこなし,家族を再生させた,佐々木さんとその家族の実名で綴られた手記が,『ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない』 です.
佐々木 常夫さんの人生は,幼い頃から試練の連続でした.6歳で父を亡くし,4人兄弟の次男として母の手ひとつで育ち,そんな逆境を乗り越え,東大経済学部を卒業し,東レに入社します.
結婚もし,3人の子供にも恵まれました.ところが,長男の様子がちょっとおかしいと気づきました...長男は,自閉症になっていたのです.学校では虐められ,父親である佐々木さんも学校に抗議しても,改善されず,長男は辛い数年間を過ごしました.しかしその後,自閉症も良くなり,この本を出版・TVの取材でも元気な姿を見せてくれていました.
また佐々木さんにとって,大切な存在である奥さんが,肝臓病で入退院を繰り返すようになりました.子供が3人もいるわけですから,佐々木さんは妻の代りに仕事をしながら家事も両立していきます.
しかし,その夫の完璧さが奥さんにとって 『妻として・母として』 の劣等感を生み出し,うつ病にさせてしまいました...うつ病の進行をしらなかったある日,佐々木さんのオフィスに奥さんから 『今から自殺する』 と電話がありました.自宅へ急行した佐々木さんの目の前には,お腹を包丁で刺した妻が横たわっているのです.
そして今度はうつ病で入退院を繰り返すことになった奥さん...仮退院しても,また自殺に及ぶというほど,深刻な状態でした...
その奥さんのうつ病の回復のきっかけが,,,
この先は,この感動のドキュメントを読んでください(^^)
家族を支え,仕事もこなし,社長にまで登りつめた佐々木さん.彼の考え方はいたってシンプルです.仕事は仕事,家庭は家庭・・・仕事は計画的に,道筋立てて,最短コースでやる,というのが彼のスタンスです.割り切ることを割り切れる決断力,現実と向き合う冷静さ,,,それが家族を守った佐々木さんの強さなんだと思います.
経団連理事,内閣府や総務省の審議会委員,も歴任されていて,例の ホワイトカラーエグゼンプション にも賛成派な方のようですが,彼のライフスタイル・思考感覚をお手本にしたら,仕事と家庭の両立にも,楽しみが出てくるかもしれません.
仕事はもっと脳細胞を使って 東レ経営研究所HP