お薬辞典 







2006年10月18日

薬物服用で死亡事故 危険運転致死罪で懲役5年判決

 まだ,不調気味のはたけでございます...今は,うつ病などの話題から離れて,トラウマに近寄らないよう,別の話題に触れるようにしています...といっても,寝ている時間が12時間を越えているので,早く日常生活に復帰したいと思っています...しかも,冷蔵庫が壊れたみたいで,,,う〜ん,電化製品も不調なはたけ家でございますです...

 先日,地元TVニュースで気になるものがあったので,今日はそのニュースを紹介したいと思います...特に,メンタル疾患で投薬治療されている方,家族・知人に治療されている方がいらっしゃる方,こういう危険もあるのだということを,知っていただければ,地元情報ですが公開したかいがあります.

ニュース内容をご存知の人もいるかと思いますが,県・市はイニシャル公開にさせていただきます(私がどこの県民か分かってしまうのは,個人的にあまり嬉しくないので・・・).
 
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今年3月,H市で自殺を図ろうと大量の薬物を服用して乗用車を運転し,死亡事故を起こしたとして,危険運転致死罪に問われている男の判決公判が17日開かれ,裁判所は検察の求刑通り懲役5年の実刑判決を言い渡しました.

判決を受けたのはA存の無職の被告(50)です.判決などによりますと,被告は今年3月19日,自殺しようと抗不安剤を多量に服用した後,運転中に昏睡状態になる危険性が高いことを認識しながらも乗用車を運転し,H市の市道で前後不覚の状態になって乗用車と正面衝突し,運転していた女性=当時(24)=を死亡させました.

地裁支部で開かれた判決公判で裁判長は「自殺したいという身勝手な都合のみを優先し,しゃく量の余地はない」とし,検察の求刑通り,懲役5年の実刑判決を言い渡しました.

判決に対し,被害者の家族は「懲役5年は短く納得はできないが,求刑通りというのは裁判所が気持ちをくんでくれたのでは」と話しました.
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メンタル疾患の人が突発的に 『自殺』 衝動に駆られることは,多くの例があります.希死念慮・自殺企画に襲われ,筆者自身,未遂でしたが衝動的に行動したことすらあります. 一方,うつ病,遺書,そして... で紹介した,『アパシー』という遺書とも取れる手記を残した,片山飛佑馬さんのように,行動の時期を選んで実行する人もいます...

このニュースの加害者男性は,自殺をするために,抗不安薬のソラナックス(確かニュースではそう言っていました・・・)を10錠ほど飲み,それでも死ねなかったので,スーパーかどこかで睡眠薬を買い込み,それを飲んで死に向かってアクセルを踏んだわけです.

同じようなメンタル疾患を持つ人間として,この男性の行為は,無責任な違法行為であり遺憾なことですが,同情するところもあります...希死念慮・自殺企画などにかられ,オーバードーズ(OD:大量服用)せずにはいられない症状の人も,多いからです.

そういった場合は,入院治療なども積極的に行って欲しいと,筆者としては考えます.ですが,人によって入院が良い経験になる場合と,悪い体験になる人がいるのも事実です...入院治療の必要性は,あくまで本人と医師とで治療方針に組むか決めることだとは思っています.

しかし,もしODやリストカットなどが,やめられない,その行為に安らぎを求めてしまう,その行為に依存してしまう方は,医師と綿密な相談をし,入院治療なども1度は活用できればいいなと考えています.それから,入院治療が自分に合う合わないを決めてもいいと思います.意見には個人差もあります.人の体験記に左右されず,可能性があるなら,ご自分の心身を回復させる方法として,入院治療の選択肢も視野に入れて欲しいです.

また,OD・リスカとは違い,筆者のように突発的に自殺に及びそうにならないように,希死念慮・自殺企画から逃げられない人は,抗精神薬を加えるなど,落ち着く方法はあります.筆者は抗精神薬のヒルナミン(レボトミン)のおかげで,今日でも,鬱々した日々をなんとか乗り切っています.

このニュースの加害者の男性には,一分の同情もあります.しかし,向精神薬を持っていることは,当時治療を受けていたはずです...医師が患者に対して,薬を乱用しないという 『信頼』 をして,処方しているのですから,乱用し,あまつさえ被害者を出す事故を引き起こした行為は,医師の信頼を裏切ったことにもなります.

このブログをご覧の方の中にも,薬の副作用で困ってる方,OD・リスカに依存してしまう方,希死念慮から離れなれない方,,,色々事情はあると思います.

でも,医師が信頼関係を築いて,せっかく投薬治療をしているわけです...医師の対応が悪い,,,そう思う人もあるかもしれませんが,『医療薬を渡す』ことは,患者である私達を信頼してくれている証拠です...その信頼関係は維持しながら,治療を続けていきたいですよね...維持できそうに無かったら,正直に医師に相談してください.何かしら対処法はあるはずです.


こういう事故が,今後無いように願っていますし,被害者の方には筆者も無念の気持ちでいっぱいです...でも,全てのメンタル疾患の人が,全員無謀な行動に及ぶわけではありません...偏見の目でメンタル疾患の人を扱わないでください...メンタル疾患の人は,『自分のために』,しっかり治療に専念してください.筆者も,うつ病を克服するため,またうつ病と付き合っていくために,前向きな捉え方を心がけています.


なお,カテゴリ 「畑の月夜に関して」 でも触れていますが,向精神薬の扱いを間違えると違法行為にみなされます...『医師の処方なく精神医薬品をネットで購入したり,人手に譲る行為は薬事法麻薬及び向精神薬取締法によって罰せられます』...また,刑法第208条の2 では,次のように定められています....『アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で四輪以上の自動車を走行させ,よって,人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し,人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する.その進行を制御することが困難な高速度で,又はその進行を制御する技能を有しないで四輪以上の自動車を走行させ,よって人を死傷させた者も,同様とする』...風邪薬などの説明書を読んでみてください.薬を飲んでの運転を控えるように必ず注意書きがされています.向精神薬も同様です.この事故のように,刑法によって危険運転致死傷罪,,,つまり飲酒運転と同様の罪が適用されます...

回復までに大きな壁や,山あり谷ありになりますが,良好な治療生活を送れるように前向きにいきましょう...


by はたけ(^ω^)さん | 関連の新聞記事など このエントリーを含むはてなブックマーク
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