お薬辞典 







2006年12月22日

「心の病」での休職教員,4000人を超える

先週の読売新聞の記事に,うつ病による休職が過去最多となったという内容がありました.

職種は,今多くの問題を抱えている,教育現場の人々.


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<昨年度の公立校619人増、過去最多>

 うつ病などの精神性疾患で昨年度に休職した公立学校の教員は過去最多の4178人となり、初めて4000人を超えたことが15日、文部科学省のまとめでわかった。

 前年度の3559人から一気に619人増え、13年連続の増加となった。文科省では「保護者や子供、同僚との人間関係に悩む教員が増えている。相談体制を充実させたい」としている。

 精神性疾患で休職した教員の数は、1111人だった1992年度以降、毎年増え続けている。昨年度は病気休職者に占める割合も59・5%と過去最高となった。東京都教職員互助会「三楽病院」の中島一憲・精神神経科部長は「学校は今、慢性疲労状態。肉体的な疲れにストレスが加わり、だれもがうつ状態になりかねない」と警告している。同病院には、昨年度の1年間に、約450人の教師が精神的なストレスを訴えて訪れたという。

 一方、昨年度にわいせつ行為やセクハラで懲戒処分を受けた教員は124人で、6年連続で100人を超えた。このうち警察からの連絡で発覚したケースが37人に上った。また、児童生徒の個人情報を不適切に取り扱ったとして処分を受けた教員数を今回初めて集計したところ、自宅にパソコンを持ち帰ってデータを流出させたなどとして228人が処分されていたことが分かった。
(2006年12月16日 読売新聞)
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 記事の後半は,「コラコラ」と突っ込みたくなるような内容ですが,問題なのは,やはり教育現場が今ストレスまみれなんだろう,という結果が数字で現れたことでしょう.

 今特に,子供のいじめや,ゆとり教育の見直しなどを迫られている教職員の方々にとって,変化はめまぐるしいものだと思います.

 何か問題が浮上すれば,緊急会議・対策会議で,主軸の教材作りをする時間や,クラブ活動などへの対応の時間を優先することが難しくなっているようです.筆者が中学生だった時代も,確か部活顧問の先生は,毎日は来ていませんでした.その辺は,部長・副部長がしっかりしていたからよかったのですが,今いじめ問題として,クラブ活動内でのいやがらせというのも浮上しています.

 こうなってくると,先生達は一時も子供たちから目が離せなくなってしまう...でも教材も自分達で作らねばならない,受験戦争真っ只中で,生徒の学力向上も保護者の目が厳しい...

 う〜ん,今の教育現場の方々は,本当にストレス過多の真っ只中なんでしょうね...

 ただ,いじめ問題が注目されていた時,NHKのクローズアップ現代か何かで,いじめ問題の対応策を特集していました.

 というのも,生徒から目を離せない現状で,担任だけが自分のクラスの生徒に目を配るのは大変です.放送されていたモデル学校では,パソコンのネットワークを使って,生徒の様子を報告しあうシステムを活用していました...

 担任だけでなく,部活や各教科の担当教師も,いじめやそれに近い現場を目撃したら,パソコンのネットワーク(掲示板のようなもの)に,その内容を報告しあい,生徒が孤立したりしていないかをチェックするそうです.

 例えば,ある科目の授業中,A君が発表すると,周囲でクスクス笑われていた.部活動に出る時,ある教師が,そのA君が部活のメンバーと離れてランニングしていたり,悪口を言われていた...といったことを報告した場合,学年担当教師らが集まって,A君が孤立しいじめられていると感じていないか教師間で相談する.

 そして担任から,A君に個人面談・アンケートを行う.番組内ではその時点では,A君は 『いじめられていない』 と答えていました...しかし,数ヵ月後,そのA君から 『自分はいじめを受けている』 というように,担任に告白があったという内容でした...

 全ての学校がこのような対策システムを用いているわけではないでしょうが,いじめ問題に関しては徐々に教師側の混乱回避策がシステム化されてきている兆しはあるようです.

 生徒も教師も,ストレス過多では,充実した学生生活は送りづらいでしょうね...ただ,まったく対策が進んでいないわけではないようですので,こういったシステム化で,教師の方々の負担が少しでも減ってくれれば,いいなぁと思いました.

by はたけ(^ω^)さん | Com(2) | TB(1) | 関連の新聞記事など このエントリーを含むはてなブックマーク
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この記事へのコメント
社会の問題が多すぎですよね。
考えかたも常識も違ってしまってるんでしょうね。
社会が崩壊してる中で育っている子供たちの
教師になる。
(きつい言い方ですいません。)
システムももっと対策が進んで教師自体を
フォローできればもっと楽になると思います。
親ももっと子供のことを見てあげて欲しいです。
(自分に子供がいないからいくらでも言えるのでしょうが・・。)
ちょっとお話からそれてしまってすいませんでした。
Posted by naigai at 2006年12月23日 11:05
naigaiさん,いつもコメントありがとうございます.

掲示板の方でも話題になっていたのですが,教職員の方々は,随分苦労なさっているようです.大人の世界だけでなく,子供の世界まで窮屈になってしまったのは,日本の社会制度全体を見直す必要を感じますね...(そもそも,必ず大卒以上があたりまえ,とか,親が考える最終目標の「就職」の受け口が,もっと間口を広くしてくれれば,こんな戦場にならなかった気もします・・・)少子化なんですから,働く人口も減る一方...企業側が変れば,自ずとその下の階層(大学以下)の対応も変ってくる気がします...(一方的過ぎですかね).


さくo(*^▽^*)oさん,お辛い心境のようですね.

コメントのほうは,指定どうり読んでから削除させていただきました.

また掲示板の方にでも,遊びに来てくださいね.
Posted by はたけ(^ω^)さん at 2006年12月24日 00:13
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