お薬辞典 







2015年12月14日

障害年金が支給停止!?支給減額!?不服申立って何?

 先日の日経新聞に、『精神障害者ら7.9万人、受給減額・停止も 年金新指針で 医師団体推計』、というタイトルの記事が発表されました。

 一部引用させていただきますと・・・、

 『国の障害年金の支給・不支給判定に大きな地域差があるのを是正するため、厚生労働省が来年から導入予定の新しい判定指針について、全国の精神科医でつくる団体が「障害基礎年金を受け取っている精神・知的・発達障害者のうち、1割に当たる約7万9千人が支給停止や支給減額になる恐れがある」との推計を12日までにまとめた。』

 『2009年時点で障害基礎年金を受け取る精神障害者らは約79万人おり、団体側は対応表に当てはめた場合、等級が下がる人が何人出るかを推計。その結果、1級の受給者約5万6千人が2級への変更が予想され、支給が減額される。2級の約2万3千人は3級となる可能性が高い。障害基礎年金は3級では対象外のため支給停止となる。』


 ということです。



 ここで問題にされているのは、障害基礎年金の方で、障害厚生年金の事は触れられていません。その辺、障害厚生年金の支給停止・減額の地域間格差がどうなっているのかは判りません(少なくとも私の手元にある新聞情報にはありません)。

 障害基礎年金と障害厚生年金の違いですが、ご存知の方も多いかと思いますし、メインサイト、うつ病治療.comにも掲載しているのですが、念のため再度確認を。

 国の障害年金はその原因となった病気やけがで初めて医療機関にかかった「初診日」にどの年金制度に加入していたかによって、受け取れる種類が異なります。

 初診日が国民年金加入中や20歳未満などの場合には障害基礎年金となります。治療している時点が国民年金であっても、「初診日の時点」で厚生年金に加入していた、つまりまともな会社に働いている人だったならば、障害厚生年金となります(厚生年金非加入なんてブラック企業もあるかもしれませんが・・・)。

 初診日の時点が国民年金だったらば、各市町村の年金課に相談になりますし、初診日時に厚生年金に加入していた人ならば社会保険事務所で相談して、障害年金を申し込むことになります。

 障害厚生年金は1級から3級まで年金が支給されます。3級まであるといっても、3級は結構少なかったと思います(この辺は厚生年金加入期間にもよりますので、計算が難しいです。詳しくは社会保険事務所で聞けば判るかもしれないし、事務所の人でさへ判りませんと突っぱねるケースもあります)。

 一方、市区町村(国)管轄の障害基礎年金の等級は、1級から3級まであります。現時点で1級は月約8万1千円、2級は約6万5千円ほど。ですが、3級は等級こそあれ年金支給はありません。

 ですので、今回のニュースのように、障害年金更新時に等級が下がって、年金減額(1級から2級になるケース)や支給停止(2級から3級になるケース)がニュース・問題になっているのです。


 別の新聞で以前読んだんですが、年金機構の認定医によって判断がまちまちで、支給停止・減額の判断は地域間格差が生まれるということのようです。つまり、都道府県によって、判断の厳しい・緩い認定医がいると考えることもできます。
  
 また、認定医も任期があります。判断基準の異なる認定医が新任になったり、たまたま障害年金更新時の認定医が厳しい人に当たったら・・・年金停止・減額ということも推測できます。

 なお、障害年金が減額・停止となった場合、年金機構に『不服申立』をすることができます。ネットで『障害年金 不服申立』と検索してみてください。沢山、社会保険労務士さんのHPがヒットします。詳細はそちらにお任せします。

 簡単に噛み砕いて言えば、、、

 『なんで私の障害年金、減額・停止になったの? もう一回、診断書のチェックして再判定して、元の級に再認定して(等級を上げて)くださいよ!』

 っていう不服申立をすることができます。

 ※ただし、年金機構から等級引き下げ(年金減額・支給停止)のお便りが届いてから、60日以内に書類を送らないといけないそうです。凄く大変。

 そんな心的苦労をしても、1回の不服申立では、ほとんど等級が戻ることは無いようです。

 でも大丈夫(?)。再度、不服申立をすることができるそうです。これもやはり60日以内に書類を作って送らねばならないようです。やっぱりこれまた大変でしょうね。

 それでも、等級が戻らず、年金減額・不支給のままなら、、、国と裁判を起こすことになります。そこまではしたくありませんね。。。でも制度がある限り、やっている人もきっといるはず。そういう人は諦めずに頑張ってもらいたいと思います。

 長くなりました。今回の障害年金の支給停止・減額の話しから、不服申立の話まで書いてみましたが、もしこの記事を読んでいらっしゃる方で、不服申立をされている方がいらっしゃったら、希望をもって前へ進んでもらいたいと思います。


by はたけ(^ω^)さん | 関連の新聞記事など このエントリーを含むはてなブックマーク
うつ病治療中のダイエットのために
糖尿病食ダイエット レシピ一覧表

メンタルヘルス系ブログランキングへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ 人気ブログランキング

この記事をブックマークする