現在、世界的に使用されている、
精神疾患の診断と統計の手引き(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders) 略して
DSMはアメリカ精神医学会が定めていて、1952年に初版が出てから、2000年のDSM-W-TR(第四版の増強版)が発行されています。
日本の病院では、うつ病や統合失調症などを診断する上で、日本独自の研究結果や医師らの治療歴という、日本独自の治療法というのも根強くあるところもあります。。。しかしながら、現在ではこのDSM診断ガイドラインも優先的に使われているのも事実で、診断病名の判断や、治療薬の選定などは、上記のような日本独自の治療法メリットとDSMなど世界的ガイドラインの両方を検討しているケースもあります、・・・そこは医師のさじ加減が絶妙に働いているわけなのですよ・・・。 さて、日本独自の治療の歴史に関しては、資料不足で1患者の私のもとには具体的資料はないのですが、DSMに関しては、世界中の研究結果(論文)も加味されたアメリカ発信のガイドラインとして、50年以上の歴史があります。来る2011年には第5版、DSM-Xも発行される予定だそうです。
逆に考えると、うつ病や統合失調症などの歴史は、脳神経科学的に明らかになってきたのは確かに近年ではありますが、その存在やストレスが原因であることや、どの治療薬が効果的かなどは、各国で様々な治療の歴史があります。その歴史に比べたら、50年の間に4回以上の改定をしている、つまり頻繁に診断ガイドが改変されるDSMは、オールマイティーなガイドラインと考えるのは時期尚早であり、むしろ人格障害や細かい病名が、どんどんと付け加えられ、病気の細分化が行われているほどで、まだまだ精神医学・精神病のガイドラインとしては発展途上にあるツールとも考えられます。 (実際の医療現場でも、DSMやICD-10や日本古来の診断基準を、単体で診断に使うよりも、これらを複合的に使用しているのが現状だと思われます。一参考例として、
うつ病に関するDSM-Wの診断ガイド をリンクしておきます)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ さて、本題でありますが、来る2011年に発行されるDSM-Xに、ネット・ゲーム中毒を精神障害に分類するという強い提言が行われました。 このブログをご覧になってる方がいるわけですから、読まれてる方は何かしらの形で、インターネットに接続しているわけですね。パソコンだけでなく、携帯メール・ネットなどとても身近なものになっています。またゲームに関しても、TVゲームからネット上の仮想ゲーム、携帯アプリとしてのゲームと、様々なものがあります。
インターネットやゲームに、皆さんはどのくらい時間を費やしていますか?
もしかすると、中毒、のレベルになっているのかもしれません。。。
そう考えると、怖いですね〜。
うつ病だけでも厄介なのに、他にも病名が付加されるかもしれません。。。
とはいっても、アルコール中毒のように、病的=中毒の状態を指示しており、
日常・社会生活を送る上で障害があるレベルが、精神病として扱われる。
そんな時代が、来るかもしれません・・・。
>>実際にネット・ゲーム中毒で死亡事件も出ている