お薬辞典 







2006年06月26日

神経症2

神経症には,さまざまなパターンがあります.
 
<不安神経症>
訳もなく強い不安に捕らわれ,それが続いたり,繰り返し現れます.不安神経症はさらに「パニック障害」と「全般性不安障害」に分けられます.パニック障害が急に激しい不安発作に襲われるのに対し,全般性不安障害は,全般的な不安が長期間続くタイプです.絶えず漠然とした不安に取り付かれ,イライラと落ち着きがなくなります.動悸やめまい,倦怠感などの自律神経症状も伴います.
 
<恐怖症> 
不安神経症と違って,不安の対象がはっきりしているのが恐怖症です.特に危険でも恐れるものでもないはずの事物や状況に,激しく恐怖を抱きます.よく知られているものに,高所恐怖症,閉所恐怖症,対人恐怖症があります.
 
<ヒステリー>  
欲求不満や心理的葛藤など,自分自身が気づいていない心の問題によって,「解離性障害」や「転換性障害」といった症状になります. 解離性障害は,記憶や意識が障害されることをいいます.転換性障害は,運動神経や感覚器が障害され,全身がけいれんしたり,手足が麻痺したりします.
 
<離人神経症>
 若い女性に多く,精神的ストレスやショックが原因で起こる神経症で,現実感や実態感が希薄になります.
 
<強迫神経症> 
強迫性障害(OCD)を参照.
 
 

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神経症1

神経症ノイローゼともいわれ,精神的ストレスが引き金になって起こる病気です.不安をはじめ,心身に多様な症状が現れ,それによって色々なタイプに分けられます.
 
なぜ神経症になるのか,そのメカニズムは完全には分かっていませんが,その人の生まれ持った素養(病気になりやすい素質)や性格に,ストレスやショックな出来事が重なって,発症すると考えられています.ヒトの大脳には,喜怒哀楽といった情動をコントロールする機構が備わっています.最近,神経症の一部は,脳の一時的な機能障害で,この情動機構の働きが低下している可能性が高いと考えられています.
 
症状は心身両面にわたりますが,共通する症状は「不安」です.健康な人でも不安になることはありますが,神経症の場合は違います.耐え難い極度の不安が始終つきまとい,その苦痛は日常生活や社会生活にも支障をきたすほど強いものなのです.
 
<神経症になりやすい人>
◎神経質,几帳面,心配性,気にしやすい,完璧主義,潔癖症,自分のやりたいことにこだわる...これらの特徴では,些細なことで不安に陥りやすくなります.
◎感じやすい,傷つきやすい,自分に自信がもてない,引っ込み思案...不安に捉われやすくなります.
◎依存心が強い,感情的になりやすい,自己中心的,自己愛が強い,柔軟性に欠け,融通が利かない...不満を抱いて葛藤を生みやすい.
 

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2006年06月25日

うつ病になりやすい性格

 心や体の不調が続くのは「うつ病」と関係している? でも簡単に触れたことを,補強しておこうと思います. 
 
うつ病になりやすい人には,性格的な特徴があります.
 
<メランコリー親和性性格>
 たいへん几帳面で,秩序を非常に重んじる性格です.このタイプの人は,秩序を乱されると落ち着かないため,それを保つことにとても執着します.
<執着性性格>
 生真面目で几帳面,責任感の強い性格です.このタイプは何事も1から10まで徹底的にやらないと気が済みません.当然,仕事にも熱心です.正義感や責任感が強いことから,手抜きやごまかしもできません.ひたすらコツコツと目の前の仕事に取り組みます.
<循環性格>
 社交的で人付き合いが良い上に,とても情け深くて親切な性格を言います.いつも陽気でほがらか,ユーモアにも富んでいるため,誰からも好かれる性格といえましょう.
 
いい性格の反面,弱さをはらんでいます...
 
 いずれの性格も,社会的に見るととても好ましい性格といえます.実際,うつ病の人は周囲の評判もよく,職場で社会でも高い評価を得ていることが多いのです.しかし反面,精神的なもろさや弱さをはらんでいます.
 例えば,メランコリー親和性性格の人は,秩序にこだわりすぎて,環境の変化に対応するのが苦手ですふらふら 執着性性格の人なら,物事の重み付けが下手なので,仕事量が増えると,どこから手をつければ良いか判らなくなってしまいますあせあせ(飛び散る汗) 循環性格の人は,周囲に気を使いすぎて疲れるだけでなく,自分を見失ってしまう危険性があります.また,気分の浮き沈みが激しいという問題がありますー(長音記号1)
 
ちなみに筆者はどのパターンにも当てはまる,うつ病になりやすい困ったちゃんだったわけです...ふらふら 上記の性格に当てはまるひとは,うつ病のど壺にはまらないよう,ストレスを溜めない生活を心がけるのが大切です.詳しくは, 心や体の不調が続くのは「うつ病」と関係している? の後半に箇条書きしてあります.

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2006年06月18日

成長ホルモンとうつ状態

 成長ホルモンは大人でも重要な役割を果たしています.不足すると,疲れやすさや集中力,気力,性欲の低下,うつ状態などの自覚症状が現れ,生活に支障をきたします.また内臓脂肪の増加や骨量,筋肉量の低下なども起き,脳下垂体機能低下症を伴うと心筋梗塞や脳梗塞で死亡する危険が一般の倍になるという報告もあります.こうした成人成長ホルモン分泌不全症(成人GHD)の治療には対症療法しかありませんでしたが,日本でもようやく,重症患者への遺伝子組み換えとヒト成長ホルモンの投与が承認されました.続きはこちら

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2006年06月14日

概日リズム睡眠障害

本当は怖い家庭の医学 昨晩になりますが,TV番組でうつ病につながる病について放送していました.普通の人でもありがちな習慣から,うつ病になってしまう可能性があるのだと知り,このブログでも紹介しようと思います.
 病名は,「概日リズム睡眠障害」.この障害は,夜更かしなど不規則な生活を続けることで,正常な睡眠ができなくなってしまう病です.仕事や日常生活に支障が出るだけでなく,最悪の場合,うつ病発症に至るケースもあります.この病の発症には,人間が規則的な睡眠を続けるために欠かせない,ある脳内物質が大きく関わっています.それが,メラトニンメラトニンとは,眠気を引き起こし,睡眠を促す作用を持つホルモンの一種です. メラトニン

 >>続きをご注目!!

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